1月18日「今日の礼拝堂」

顕現節第2主日 礼拝 

今週の「つどいの祈り」  神様。あなたは私たちの救いのために、御子イエスをお与えになりました。御子を救い主と仰ぎ、ほめうたい、世に伝える力を私たちにお与えください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、神の子羊、主イエス・キリストによって祈ります。        ♪ アーメン



○顕現節第2主日 説教

       イザヤ49:1-7 コリントⅠ1:1-9ヨハネ1:29-42

「 出会い 」

 「タイパ」「コスパ」「スぺパ」という言葉を御存じでしょうか?「タイパ」は「タイムパフォーマンス」=「時間対効果」、「コスパ」は「コストパフォーマンス」=「費用対効果」、「スぺパ」は「スペースパフォーマンス」=「空間対効果」を表すそうです。「タイパ」、「コスパ」は何となく知っていたのですが、スぺパについては最近知る所となりました。というのも、限られた空間をいかに有効活用するか、積読の壁が高くなってきたので隙間に本棚を入れようかどうかと迷っていた時に、店員さんに「スぺパですね」と言われたことがきっかけです。でも、私は何が何でも「タイパ」「コスパ」「スぺパ」を重視するよりも、色々思い巡らせながらの方が性に合っているように感じました。現代は、ますます人が人として尊重されず、役に立つ/役に立たないで判断され、社会を動かす歯車の一つのように扱われることが少なくありません。すでに思春期の頃にそういう社会では不適合者であるという自覚があった私は、教会という居場所、また教会で出会う人々との交流によって生き抜くことができました。一人ひとりが主イエスを通して神と出会い、その豊かな交わりによって生かされていることを知り、どんな状況であっても独りぼっちではなく、共にいてくださる方の眼差しの中に生かされているということを知ることができたのは、大きな恵みであったと思います。

今日の福音の日課では、洗礼者ヨハネが自分のもとに近づいてこられる主イエスを見るや否や《見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ》(1:29)と声をあげています。師であるヨハネが「見よ、神の小羊だ」と主イエスのことを証言したのち、アンデレともう一人の弟子は主に従うようになりました。彼らを振り返り「何を求めているのか」と主は問いかけつつ、彼らを伴われます。泊っておられるところを見たアンデレたちは、そこでひと晩を共に過ごしました。この時、彼らは主イエスと人格的な交わりだけでなく神格的な交わりも得たのではないでしょうか。だからこそ、アンデレは自分の兄弟であるシモン・ペトロを主のもとに導いているのです。アンデレは《わたしたちはメシアに出会った》とストレートに告げます。そして、シモンを主イエスのもとに連れてくると主はシモンに《あなたはヨハネの子シモンであるが、ケファ(岩=ペトロ)と呼ぶこととする》(1:42)と言われ新しい名前を与えられます。ユダヤの習慣には重要な使命を担う者に相応しい別名をつけることがあります。アブラムとサライにもアブラハムとサラという名が与えられ、ヤコブにはイスラエルという名が与えられているとおりです。これは名誉なことであると同時に、新しい生き方の始まりをも示します。この時のペトロはまだ、アンデレに連れられて主イエスに出会ったばかりですが、後に彼が教会の礎を築く人であることは皆さんもご存知でしょう。ナザレのイエスを“キリスト”と告白するに至る道は人それぞれであると思います。尊敬する誰かによって信仰の道へと導かれた人もおられれば、自ら真理を探究する中で聖書に触れ礼拝へ導かれた方もおられるでしょう。

私のように家族にくっついて礼拝に行くようになった方もおられるかもしれません。また、洗礼についても自覚的に自ら望んで洗礼に導かれた人もいれば、自己が確立する以前の幼子の時に洗礼を施されたという方もおられるでしょう。信仰生活も然り。同一人物でも一様ではないかもしれません。いずれにせよ、主は私たちに信仰に至る道も、信仰生活のあり様も画一的であることを望まれてはいない、ということが今日の物語でもはっきりと示されています。主はあなたと出会うために来てくださいました。この出会いをぜひ大切にしていただきたいです。(岡田)


            

《 来週の礼拝 》 

#1月25日 午前10時30分 顕現節第3主日 礼拝 

*司  式:岡田 薫牧師
*説  教:岡田 薫牧師「 世界の片隅で 」
*奏  楽:井上志乃さん
*聖書朗読:藏谷俊夫さん  
*礼拝当番:小笠原里子さん
*聖  書:イザヤ 8:23-9:3 (旧1073)、 コリント手紙一 1:10-18 (新299)、マタイ 4:12:23 (新5)
* 讃  美 歌:56番、416番、新生73番

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