12月21日「今日の礼拝堂」

主の降誕主日 クリスマス礼拝

今週の「つどいの祈り」 神様。あなたは独り子を、世を照らすまことの光、まことの言としてお遣わしになりました。世の闇が迫る時も、私たちのもとに宿られた主を、喜び、たたえる信仰をお与えください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、私たちの救いのため、御子、主イエス・キリストによって祈ります。  ♪ アーメン



○主の降誕主日 クリスマス礼拝 説教

 イザヤ52:7-10 ヘブライ1:1-9 ヨハネ1:1-14  

「すべてを照らす光」

アドベントクランツのすべてのろうそくに明かりが灯り灯されました。ろうそくには1本ずつ意味があり、最初に灯すのは「希望」、2本目は「平和」、3本目は「喜び」、4本目は「愛」とされています。週ごとに明かりが灯るろうそくが増えていくことによって、私たちは遠い昔の人々が救い主を与えるという神の約束を待ち望んでいたことを追体験してきました。何事もスピード感をもって、ということがもてはやされる現代において、何百年もかけて神の約束を待ち望む、ということはなじまないことかもしれません。しかしながら、現代に生きる私たちはいつの日か必ずや訪れる、世の終わりの日、審判の時、完成の時である主イエス・キリストの再臨を待ち望む者たちです。ですから、今年もこうして様々な思いを巡らせながら、アドベントを過ごし、クリスマスを迎えるということはやはりとても意義深いと思います。

2025年を振り返ると、終わらない戦争や紛争、長年にわたる非人道的な状況が改善されず民族浄化としか言えないような虐殺が続いています。このような暗く重たいニュースに加え、大地震、洪水、大火災、火山の噴火などの災害によって愛する人を失い、家を、家族を、仕事を失った人たちも沢山います。その一方で大資本家と呼ばれる人たちの経済的な利益が増額しているというニュースを耳にすると、ざわざわと心が波立ちます。なぜ神はこの地球上に様々な暴力、人権侵害、不当な拘束や裁判なしの判決で死刑が執行されるなど目を塞ぎ、耳を覆いたくなるようなことが横行しているのをゆるされるのか?と天を仰いで文句を言いたくなるのですが、もちろん神が許されているはずはありません。神は人間のこの罪深い有様をご覧になって、痛みを覚えておられるはずです。

私たちが生きているこの国でも、当たり前にその人らしく生きたいと望んでも、出自や性別、居住のある/なし、仕事を持っている/いない、障がいを持っている/いない、国籍や信じている宗教の違いによって、確かに存在しているのに透明化されてまるで居ない者のように扱われている人々がいます。また5月から運用されている入管庁のゼロプランによって、保護されるべき難民が強制的に国策として帰国させられるという事態が続いています。難民移民なかまのいのち協働基金の運営会議でも、人々を対立と分断に追い込むような政策は間違っていると声をあげ続けて行こうということがいつも話題になります。

福音の日課は《初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。》(ヨハネ1:1-5)とはじまる、有名なロゴス賛歌の部分です。真の光であるお方は、暗闇を照らす光として私たちに向かって来てくださいました。そして、《言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた》(1:11-2)とあるように、この言到来によって、神の御子、まことの光であるお方が私たちの所へと来てくださったからこそ、今私たちは命の喜びと希望があるということを聞くことができます。

けれども、日本の現状では12月25日の夜にはきらびやかなクリスマスの飾りはすべて取り払われ、ごちそうやケーキはセール品となり、大量に破棄されてしまうかもしれません。経済活動の一つとしてクリスマスは利用され消費され、真の意味でのクリスマスを迎えたとたんにこの国の多くのところでは過去のものとされてしまいます。ですが、だからこそ、私たちは、教会は、この闇のような世界に来てくださった方について思いを巡らせ、このお方の招きに応えてろうそくの一つひとつに込められた「希望」「平和」「喜び」「愛」というイエス・キリストが生涯をかけて私たちに示してくださった道に招かれた者として、しっかりと歩んでまいりたいと願います。(岡田)


                

《 来週の礼拝 》                              

#12月28日 午前10時30分 ブルークリスマス 礼拝 

*司  式:小泉 基牧師
*説  教:小泉 基牧師「その声を聴く 」
*奏  楽:井上̪̪̪志乃さん
*聖書朗読:楢戸恵子さん  
*礼拝当番:小笠原里子                                          *聖  書:エレミヤ 31:15-17 (旧1235)、 ペトロ手紙一 4:12-19 (新433)、マタイ 2:13-18 (新2)
* 讃  美 歌:38番、増補版37番、増補版49番

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