10月26日「今日の礼拝堂」

宗教改革記念主日 礼拝

今週の「つどいの祈り」:恵み深いちっちである神様。聖なる公同の教会のために祈ります。教会をあらゆる真理と平和で満たしてください。御子イエス・キリストのゆえに、堕落したときはきよめ、誤ったときは道を示して改革し、正しいときに強め、欠けているときには備えてください。分裂したとき、再び一つにしてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。 ♪ アーメン



○宗教改革記念主日 説教
                    

               エレミヤ31:31-34 ローマ3:19-28 ヨハネ8:31-36

「 自 由 」

今日の福音の日課には、主イエスと主を信じたユダヤ人たちが登場しています。ユダヤ人たちは《わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。》(8:31-32)という主の言葉を聞くと反発します。その理由は彼らがユダヤ人であること。つまり民族的/血縁によって神と自分たちの関係を考えるに留まり、アブラハムの血筋であるという一点で救いに与る資格があるという立場を確保しようとしているからです。ですから彼らは口では主を信じるといいながら、主が語られた福音を理解するには至っていません。主イエスは、御自身が語る言葉、ご自身を通して示される事柄、それなしではあなた方に自由はない、と宣言されているのです。この「自由」についてマルティン・ルターは「キリスト者の自由」という著作の中で、これ以上ない見事な定義を語っています。有名な言葉ですから、ご存じの方も多いかも知れませんが引用します。「キリスト者はすべてのものの上に立つ自由な王であって、何者にも従属しない。」     「キリスト者はすべてのものに奉仕する僕であって、すべてのものに従属する。」

キリストによって自由にされたキリスト者は、キリスト以外の誰にも支配されません。どんな強権力も、恐怖政治も、金満政治も、キリスト者の魂の自由を損なうことは出来ないのです。それと同時に真の自由の人であるキリスト者はすべての人に対して、他者のための存在として、奉仕に生きる務めを担う存在であり、それが赦されている、と言うのです。      自由について、ここまで見事に表現した言葉はないと思います。 本当の自由、キリスト者の自由とは私たち人間が考える自由という枠組みにおさまるものではありません。まず、主イエス・キリストとはどのようなお方であるかを知り、そのお方が命を賭して獲得してくださった「恵みに与る者である」、というのです。この問いかけと招きは、ルターの時代の人々だけでもなく、主イエスを前に、福音を理解しなかったユダヤ人だけでなく、現代の私たちにも投げかけられている問いだと思います。 「恵みとは獲得するものではなく、一方的な神の恵みによって与えられたもの。」 「自由とは獲得するものではなく、与えられるもの。」      このことに気づいたルターは、聖書を一部の人々の占有物にするのではなく、すべての人に開くため、ドイツ語に翻訳し、また、説教しました。また、誰もが神を讃美することができるように、讃美歌も沢山作詞・作曲しています。開かれた礼拝、御言葉との親しい交わり。今、私たちがここにいるのも、神の招き、導き、そして生きた交わりの証しです。それでもなお、私たちは自らの力では清くはなれません。罪人とのままです。けれども、これでよいのです。なぜなら、主イエス・キリスト御自身が、私たちの思いを超えて、命を賭して贖い取ってくださったからです。この恵みを知らされた私たちは、主イエスの愛にもう無関心ではいられないはずです。たとえ私たちの努力では、何も変わらない/救われないと知りつつも、御言葉への親しみ、祈り、讃美へと導かれてゆくからです。 本当の自由とは、神への全面降伏からはじまります。もはや自分が頑張るのではなく、導かれるお方に信頼して、従い続ける所にあるからです。私たちに出来る事は、キリストを見つめ続けること。キリスト者とは、キリストから目を離さない、目を逸らすことが出来ない者たち、キリストに捕らえられた罪びとのなのです。



《 来週の礼拝 》                              

#11月1日 午前10時30分 全聖徒主日昇天者記念 礼拝 
*司  式:岡田 薫牧師
*説  教:岡田 薫牧師「めぐみのバトン 」
*奏  楽:滝田裕美さん
*聖書朗読:小笠原里子さん  
*礼拝当番:小川敦子さん
*聖  書:ダニエル 7:1-3,15-18 (旧1392), エフエソ1:11-23 (新352),ルカ 6:20-31 (新112)
* 讃  美 歌:21-575番、21-385番、増補版29番                       

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