2026年3月14日四旬節第4主日礼拝(紫)のご案内
2026年3月14日(土曜日)午前10時30分
司式・説教 小泉基牧師
説教題 「見える人も開かれる」
第1日課・サムエル記上16章1節~13節、
第2日課・エフェソの信徒への手紙5章1節~11節、
福音書・ヨハネによる福音書9章1節~41節、
「ドイツのキリスト教を語るコラム」札幌教会北礼拝堂信徒 川田洋一執筆
名作『車輪の下』に描かれたルター派信仰1
ボンヘッファーが進学したテュービンゲン大学福音主義神学部のある
ヴュルテンベルク地方は、ヘルマン・ヘッセの青春小説『車輪の下』の舞台です。
この小説の主人公ハンス・ギーベンラートは受験勉強をしています。
この地域のルター派牧師を目指すため、彼は神学校、神学部に進もうとしていました。
そのためには、ギリシア語、ラテン語、ヘブライ語の学びと知識が必須でした。
彼の住む街には敬虔な信仰者の靴職人フライクという隣人がおり、
主人公ハンス・ギーベンラートに頻繁に話しかけてきます。
地域で尊敬されるルター派州教会牧師を目指す主人公ハンス・ギーベンラートにとって、
インテリとは程遠い靴職人フライクは少しばかり疎ましい存在でした。
主人公ハンス・ギーベンラートが大学神学部という神学研究の場に進学することで、
庶民的な素朴な信仰から離れてしまうことを靴職人フライクは心配しています。
祈りを欠かさない敬虔な信仰者としての靴職人フライクは、
神への祈りとイエス・キリストへの信仰を主人公ハンス・ギーベンラートに
伝えようとします。
ヘルマン・ヘッセのこの小説では、ヴュルテンベルク地方の美しい自然と
住民たちの素朴で敬虔なルター派信仰が通奏低音のように響いています。

