2026年2月7日顕現節第5主日礼拝(緑)のご案内
2026年2月7日(土曜日)午前10時30分
司式・説教 小泉基牧師
説教題 「輝かない」
第1日課・イザヤ書58章1節~9a節(9b節-12節)、
第2日課・コリントの信徒への手紙一2章1節~12節(&13節-16節)、
福音書・マタイによる福音書5章13節~20節、
「ドイツのキリスト教を語るコラム」 札幌教会北礼拝堂信徒 川田洋一執筆
キリスト者としてのボンヘッファーと政党
ボンヘッファーはルター派福音主義教会の枠を越えて、
世界各地の様々なキリスト教会とも交流しました。
彼は大学神学部で研究や教育に従事するだけでなく、
牧師として教会とその周辺社会の中でも働きました。
短期間でしたが米国にあるユニオン神学校で学んだことも
ありました。まさに、キリスト者として社会で幅広く活動していました。
ドイツ国民として、ボンヘッファーは選挙に際して投票しています。
選挙における投票先を中央党であると彼は明らかにしていました。
中央党はドイツのカトリック信徒が結集した宗教政党でしたが、
ボンヘッファーはキリスト者として、この政党を選択していました。
宗教政党として中央党は世俗の利害よりもキリスト教信徒の立場を
優先すると見なしたからでした。
もちろん、ボンヘッファーはカトリック信徒ではなく、
ルター派福音主義教会に属していました。しかし、当時のドイツに政治的影響力のある
宗教政党は中央党しかなかったためでした。カトリック政党を信頼する理由として、
イエス・キリストを信じるキリスト者としての連帯感も見て取れます。
彼の神学はキリストに集中する傾向もあるため、
ボンヘッファーはキリスト者として生きることを重視していたからです。
宗教改革者であるルターも同様の傾向があり、
彼の主著『キリスト者の自由』では、あくまでも一人のキリスト者としての立場、
信仰が論じられています。この書において、ルターは神の御前に立ち尽くす、
キリスト者として聖書信仰を語っています。

